未来技術の波、逃さない
ジョン・チェンバース(John T.Chambers)氏[米シスコシステム会長兼CEO(最高経営責任者)]
シスコには次の技術革新の波を逃さないための高い能力があります。
ライバルの多くは1〜2つの分野に集中していますが、当社はインターネットの技術革新のカギを握る極めて多くの技術を保有しています。
シスコは、次世代の多様なコミュニケーションのプラットフォームとしてインターネットを提供できる、最初の会社になると確信しています。
シスコにはイノベーションを実現できる3つの手段があります。
1つ目は、既に高い市場シェアを持つ製品の競争力を維持し高めていくこと。
ルーターが良い例で、64%以上の市場シェアを獲得しており、大成功を収めています。
新旧様々なライバルと競争していますが、高いシェアを維持しています。
2つ目がパートナーシップです。
米IT大手のEMC、IBM、マイクロソフト、ヒューレット・パッカード(HP)に加え、インドのインフォシス、日本の富士通とも良好な協力関係を築いています。
当社にはシスコ製品を販売するパートナー企業とは競合せずに、良好な関係を維持し続けていくカルチャーがあります。
3つ目が買収です。
これまで130件の買収を実行しましたが、その7割が成功しており、当初の計画以上の利益をもたらしました。
ハイテク業界では通常、買収の9割が失敗すると言われているのとは対照的です。
シスコが買収によって新たな技術を手に入れ、成長の機会を見いだしていることに胸が躍ります。
私にとって常にあるチャレンジは、技術に優先順位をつけていくことです。
買収を実行すべきかどうかを検討する分野はたくさんあるからです。
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● 2008.03.10
(No.2)<62>
天下を取り、悪習を正す
坂本 幸雄(さかもと・ゆきお)氏[エルピーダメモリ社長]
日本のセットメーカーはシステムを作る力がありますが、それを半導体に落とし込むのはうまくない。
だからその部分は、半導体の専業メーカーに任せればいい。
そんなふうに役割分担していけば、日本の電機はもう一度浮上するチャンスがあります。
でもセットメーカーは、膨大な赤字を出してでも一気通貫でやろうとする。
そこがダメなんです。
米アップルや米デルなどは自分たちで半導体をやっていないけれど、立派な企業として成長しています。
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● 2008.03.03
(No.1)<61>
3兆円に道筋つける
加藤 壹康(かとう・かずやす)氏[キリンホールディングス社長]
キリングループに加わる会社、事業提携する会社からもキリンってなかなかいいじゃないと思われるようでないといけません。
強い組織を持っている、人材もなかなかいいのがいる、これは一緒になる価値があると。
ただし、事業会社は自律的に動く。
先日、ナショナルフーズのアシュレイ・ウォー代表が来日して1時間ほど会議をしました。
その席で私は欧米流の細かいリポートはいらないと伝えました。
「代表はあなたです。そんなことに時間を費やしていただかなくてもいいのです」と言いました。
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