インタビュー

『日経ビジネス』「編集長インタビュー」の記事の中から、印象に残った言葉をご紹介するサイトです。

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2007.7.30
 (No.5)<30>

社員満足、競争のバネ
鈴木 茂晴(すずき・しげはる)氏[大和証券グループ本社社長]

トヨタ自動車のカイゼンに代表される日本企業の技術の高さはどこからくるかというと、会社の長期雇用のコミットメント(約束:注 藤巻)だと思います。
ロイヤルティーがあるから、例えば、もう少しここをこう変えれば安く生産できるというようなことを、いろいろな立場の社員がこぞって考える。
その連帯感が強さの源泉でしょうね。
そういう意味で私は、社員のロイヤルティーをいかに高めるかを考えるのが経営者の重要な仕事と思っています。

2007.7.23
 (No.4)<29>

M&A、カギは理念共有
加藤 進(かとう・すすむ)氏[住友商事社長]

2006年の4月に若手の登用とシニアの活躍という両輪で行く方針を決めた結果、シニアの活躍が目覚しい。
直近では定年退職者のうち再雇用される方の比率が90%を超えるまでになっています。
60歳を過ぎても気力、体力ともに充実している。
私の同年代です。
今まで経験を会社のためにさらに生かしたいと思ってくれているわけで、これは大いに活用したいですね。
課題は優秀な現地スタッフの確保と育成。
さらに、女性の活躍でしょうか。
残念ながら、当社ではまだ女性の部長が誕生していません。
ただ、女性の採用は増えていて、ここ数年は20%ぐらいの人員が女性なんですよ。
優秀な女性が今後どれだけ定着して活躍してくれるか。
大きなポイントになると思います。
つけ加えるならば、様々なM&Aを通じて、我々と経営理念を共有できる人材が増えていくことは見逃せません。
経営者をはじめ、優秀な人材が仲間に加わるのはM&Aの大きな副産物ではないでしょうか。
だから、なおさらM&Aを進める際、理念や考え方を互いに理解していくことが大切なんだろうと思っています。

2007.7.16
 (No.3)<28>

日本流で地道に再建
デイビッド・ルービンスタイン(David M.Rubenstein)氏[米カーライル・グループ共同創業者]

カーライルは全世界で約6兆円の資金を運用しています。
MBO(経営陣による企業買収)や不動産投資、ベンチャー投資、事業再生投資の4分野で、約400人のプロが世界16カ国で、51のファンドを運用しています。
とりわけ事業再生の分野では、元IBMのCEO(最高経営責任者)だったルイス・ガースナー氏がカーライルの会長に就いているのをはじめ、企業経営の実績や見識を持っている人材が多数います。
米国の優れた経営手法で業績を上げることに長けています。
カーライルが全世界に持つネットワークを活用すれば、海外での事業拡大を目指す日本企業のお役に立てると思います。

2007.7.9
 (No.2)<27>

働き方の多様性化支える
篠原 欣子(しのはら・よしこ)氏[テンプスタッフ社長]

ある時、男性の学生アルバイトを入れたんです。
若い男性が入ったら、その支店が活気づいた(笑)。
私はしめたと思って、ほかの支店にも「素敵な男性を入れない?」と呼びかけました。
たまたま入社してくれる男性が現れて、彼が知り合いに声をかけてくれて、徐々に男性が増えました。
この男性たちが、ある日、辞表を片手に真剣な顔でやってきました。
何事かと思ったら「売り上げを上げるには改革しなきゃ」と直言。
びっくりしました。
実は私、「女性は売り上げを伸ばせなんて言っちゃいけない」と思い込んでいたんです。
ところが彼らは「社長、売り上げを伸ばさなきゃダメだ」って。
ずっと言いたくて、言えなかったことを下から言ってくれた。
うれしかった。
開放された感じでした。

2007.7.2
 (No.1)<26>

覇権主義、批判当たらず
ミハイル・ゴルバチョフ(Mikhail Gorbachev)氏[元ソビエト連邦大統領]

日本の皆さんは非常に警戒しながらも、決断しているという感じですね。
次第に日本とロシアの交流のパイプは太くなり、本格的なものになるはずです。
特にロシア人は日本人をとても大事に扱いますから、日本人もロシア人を大事に扱ってほしいものです。
それが経済的に相互利益をもたらす交流になれば、両国間の関係改善に大きく役立つでしょう。
両国の間に残っているほかの問題も解決への道筋が見えてくるはずです。ただちょっと時間がかかる道のりでしょうけれど・・・。

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