
将来のことは、後世の歴史が語るのでしょうけど。
私は、1つの曲がり角に来ていると考えています。
それはアサヒビールが食や健康領域で浮上するきっかけを深めるのが2007年だという強い思いがあるからです。
グループ全体が企業体として変わっていかなければなりません。
その変わり目をどうやって作っていくかが、私の仕事でしょう。
私の経験では、人間の本質はどこの国でも変わりません。
どこの国の人々も責任を与えられ、仕事に対する自分の努力が報いられたいと望んでいます。
ですから、どこの国でも能力と貢献に応じて、報いてあげれば従業員は肯定的な反応を示します。
しかし、文化の違いはあります。
日本の会社や米国の会社を経営する際も、文化的な背景はそれぞれ違いますから、そのことに十分気を配る必要があります。
各国で異なる文化や法律、規制、ルールを理解したうえで、最も良い方法を見出していく。
また、異なる文化を持つ人々を理解して、共に働く。
本当の変革はこうしたことを通して可能になると思います。
企業は預金を取り崩して返済したため、預金と貸し渋りが同時に落ち込んだんです。
自発的に借金返済をしていましたから、銀行が貸し渋ったわけではありません。
もちろん、一部に貸し渋りはあったと思いますが、多くは借り渋りだったんです。
ノキアは小さな国の企業です。
フィンランドの人口はわずか500万人ですから、国内だけで成長を続けることは不可能です。
国内市場がとても限られているために、海外の市場に積極的に参入しようと挑戦してきたのです。
このことはノキアが移動体通信のリーダーになるのに大きな意味があったと確信しています。
つまり、大きな国内市場が存在していなかったのが幸いしたということですね。